
ども 陽洲捕亭雷沌 (ぴすとる亭らいどん)です。
わて、ニューヨークで落語家やらしてもうてます。
まあ..自称っていうか、休日に家族や友人それに近所のお年寄りなんかに披露して、おこずかいを貰う程度の趣味の延長というやつやねんけど、実は本気で三遊亭金馬師匠に憧れてて、いつの日にか日本の高座にも上がりたいなあ..と、釣りをしながらいつもボーと考えてるんやけど、不思議なことに何故かそういう時が一番魚の食いつきが良くてよく釣れますなあ。
だから釣りたくて釣りたくてどうしようもない時は、まあその、あれですわ。
恥ずかしながら頭の中ではいつも立派な噺家になってもうてます。
着物着て浅草辺りの寄席で温かい笑いに囲まれて扇子をペチンとやってます。
ある日は笑点にもお呼ばれして座布団30枚ぐらいゲットして山田くん困らせてますわ。
だから釣りやってるときは、わて、ほぼ落語家ですわ。
でも逆に落語やってるときは、キレキレの釣師でっせ。
桂枝雀師匠の言うてた笑いの法則”緊張の緩和”ってやつは釣りにも金言でして、いつも目の前のお客さんを魚に見立ててどうやって爆笑させてノドチンコ拝もうかと、釣糸を張ったり緩めたりしてますわ。それはもう日本のあんたらが言うサーフェイスプラッギングというやつですわ。
と、まあ、笑いをとるのと魚を釣るのはめっさ良似てて、話のオチも魚も最後までバレんように気をつけてまんねん。
ペチンツ
日本といえば、そうそう、妙な好きもんがいますなあ。
数ヶ月前、なんでもワテの写真を衣服にプリントさせてほしいという手紙が届いてびっくりしましたわ。
考えてみなはれ。他国から、突然、そんなお願いがきたら....。
怪しいだけやで、ほんま。ママは「それ国際なんちゃら詐欺やで」って言うてたわ。
でも、何度もしつこいんでちょっと話聞いみたんやけど、どうやらお相手さんは生粋の釣人らしいわ。
ただただ興奮して、なんかワテのこの顔を”釣りを象徴する表情や”と言いまんねん。
いやいやこの顔、演目に入り込んでる時のやつでっせ。
バカの与太郎の顔でっせ。
でもまあ、マンハッタンのビル眺めながら釣りしてたのは間違いないし..。
で、なにより落語の国からのお誘いということは心から嬉しいでんなあ。
唯一の日系の友人サトルも背中押してくれたのもあって恥ずかしいやら嬉しいやらでOK出させてもらいましたわ。
まあ、どっかで見かけたらよろしゅうお願いしますわ。
ちなみにこの写真撮った後、大物ばんばん釣れたんで縁起もんでっせ。
演技ものだけに。
ペチンツ
では、お後がよろしいようで。

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